クライマー、愛すべき馬鹿野郎達のための解剖学3肩の動きに重要な筋肉
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。院長の柳です。
クライマーのための解剖学第3回目は肩の動きにとって重要な働きをする筋肉の説明です。クライマーらしい身体つきといえば逆三角形。まずはその逆三角形を作る広背筋についてです。
広背筋の作用は懸垂の時に身体を引き上げる作用があります。(これを肩甲骨視点で見ると下方回旋と言います)この筋肉は前回説明したインナーマッスルの一つ大円筋、胸板を作る大胸筋と協力して働きます。この筋肉の特徴は大胸筋と協力して働くと肩の内旋(巻き肩)を助長します。巻き肩になると猫背になるので、クライマーに特有のあの猫背はこの筋肉に影響を受けていると思われます。
脇の下にあるのが広背筋。おなじみの筋肉ですね。
次は僧帽筋。部位によって肩甲骨の動きにいろんな影響を与えます。
上・中・下の三分位あります。上部は肩甲骨をあげる(肩をすくめる働き)、中部は肩甲骨を寄せる、下部は肩甲骨を下げる(なで肩にする)働きをします。そしてこのそれぞれの部位は協力して働きます。例えば上+下で同時に働くと肩甲骨を上むきに回転させる(手を挙げる動き)などです。僧帽筋の中で重要なのは下部です。ここは弱化しやすく機能不全を起こします。機能不全を起こすと背筋が伸ばせず、胸が張れないため肩甲骨の動きに支障が出て前回のインピンジメント症候群を誘発します。積極的に鍛えるべきは下部です。
前鋸筋は脇の下のノコギリのような筋肉です。ボクシングのストレートのように肩を押し出すときに使われますが実は腕を挙げるときや懸垂などにも重要です。今流行りの立甲でも大切な役割を果たします。
ボクシングチャンピオン・パッキャオ。脇の下のギザギザしたものが前鋸筋です。
これらの筋肉の共同運動によってスムーズな肩の動きが果たされるんですね。
次回はこれらの筋肉のトレーニングの仕方、ストレッチの仕方を紹介します。
我らのアシマちゃん。やばいですね。。可愛いのにゲキ強い。ではまた次回。
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