その猫背、意外と大切です。〜脳と慢性痛と背骨の深い関係〜

いつもブログを読んでいただきありがとうございます。院長のです。

 

今回は度々書いている4DSに関連させつつ、猫背の神経学的な重要性についてです。実はこの神経学的な部分が一番重要で身体全体に大きな影響を与えます。以前にも書きましたが背骨には生理湾曲というS字カーブがあるんです。このカーブはサスペンションの役割を果たします。このサスペンションは身体にかかる負担を軽くしています。

 

例えばです。もしサスペンションの全く効かない車でデコボコの山道を走る場合どうなると思いますか?おそらく衝撃が直接伝わり、車はガタガタになり運転手も大きなダメージを受けるのは予想できますね。では皆さんならサスペンションの効かない車でこのような道を走らなくてはならない時どうしますか?衝撃を受けないようゆっくり道を選んで走りますよね。実は身体は同じ方法をとります。背骨のサスペンションがない時、脳(運転手)の指令で身体(車)は筋力を抑制(スピードを落とす)します。

 

少し複雑な話ですが力学に作用・反作用というものがあります。今、僕は椅子に座ってます。体重は57キロです。地球には重力があるので地面に向かい57キロの力がかかっています。しかし僕は地面に埋まることなく同じ場所にいます。これは地面から反作用である57キロの力によって押し返されているからです。つまり重力(57キロ)と反作用(57キロ)の衝突が起こっていて僕はそれに耐えているわけです。では僕が全力で走ったらどうでしょう?そのままラグビーのように何かに体当たりしたらどうでしょう?ものすごい力がかかるのは明白ですね。この自分の体重、その運動による衝撃に耐える力を数値化したものにWBI(体重支持指数)というものがあります。

 

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作用・反作用の図。押す力が強いと自分にもそれが負担となって帰ってきます。この反作用が身体の許容量より強いと身体は壊れます。

 

 

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WBI。大まかにこういう感じで分けられています。計測法は様々です。

 

 

 

では先ほどの話に出たサスペンションの効かない車ですが身体でいうとどのような状態かというと、ズバリ平背です。つまり胸椎がまっすぐになった状態です。この平背の原因は様々な原因(精神的・肉体的・食事などのストレス)による自律神経異常が多いんですね。なぜなら自律神経の中の交感神経はこの胸椎から出ているからです。中心から外側に向かって伸びる交感神経の中に筋肉に働きかける交通枝というものがあり、交感神経の長時間の興奮はこの交通枝を伝わり筋肉(特に背中にある起立筋)を刺激して平背を作ります。そしてサスペンションが効かなくなる→筋力低下となります。

 

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兵士のこの姿勢は交感神経の興奮に関係しています。短時間ならいいのですが長時間続くと身体は壊れます。(脳も。。)

 

 

 

本来この働きは視力や耳、足裏の感覚などによりおよその衝撃力と自分の身体の状態を即座に計測し身体全体の筋肉に身体が壊れない程度の出力に身体を守るため調整しています(この抑制を外したものが火事場のクソ力です)。しかし病的に交感神経の異常興奮があると脳の中で痛みを作り出し、筋力の抑制が繰り返されて行きます。これは慢性疼痛化といい、結果自分の体重(僕なら57キロ)を支えられないまでに抑制してしまうと座っても立っても腰や膝、首が痛い!といった深刻な状態になるんですね。身体は通常70パーセントの出力があるのですが、この慢性疼痛化は筋出力をそこから約30パーセント低下させます。もうヘロヘロですね。

 

そこでこの状態から抜け出すためには3つのステップを踏む必要があります↓

 

1、ストレスを解除し脳の機能を取り戻す

2、背骨・骨盤のコンディションを整える

3、栄養と運動習慣を改善する

 

この3つのステップにはそれぞれ方法があるのですが2の構造的な問題にはまず猫背を作り、関節のセンサーに働きかけ可動性を作ることが大切です。当院では専用の枕を使いアプローチします。10分以上の持続力をかけ修正することで身体が反応するからです。姿勢もストレスも脳の機能も実はひとつながりの問題であることが少しでもわかるとたくさんの可能性が見えてきます。アプローチ法なども順次書いていこうと思います。慢性痛でお悩みの方は雨青舎までお問い合わせください。

 

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胸椎のカーブを作りつつ眠る山路先生。安らかに。。

 

 

 

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鍼灸整骨院 雨青舎

 

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